「繰り返す」ことを考える

今までの経験上、暗記が苦手な生徒に必ず話すことがあります。
それは、「何回見返せば、覚えられるか」ということ。
コレ、おもしろい結果になるんです。

暗記が苦手な生徒は、テスト前に見返してる回数が2〜3回なんです。
その回数見れば、「覚えられるハズ」と思い込んでいるんですね。
ところがそんな回数では覚えられません。
覚える量にもよりますが、最低20回は復習するように指導します。

ところが、暗記が出来る生徒、点数が取れる生徒は
「自分は覚えられないから、10回は見返さないと」と
復習の回数自体が多いのです。

そこで、読者の方にお聞きします。
2回しか見ないで30点の生徒と、10回見返して60点の生徒
本当に、この結果だけで、頭の良さがわかりますか?
私はわかりません。むしろ、30点の生徒に可能性を感じてしまいます。

まずは試してみよう。きっと出来るはず!
見た瞬間に答えが浮かぶまで、何どもなんども繰り返して
見るのが面倒になるまで繰り返す。
きっと出来る!あとはコツコツ続ける力!

毎日来れる自習室

当教室に開校から長く通っている・成績が伸びている生徒の特徴を見ると、「素直」で毎日のように来れることが多いです。
最初、成績が悪くても、勉強することの意義や自分がやりたいこと・勉強方法・自己表現・これからの日本について、こちらからは同じようにお伝えしても、信頼関係のでき方は異なります。それは人には相性があるからです。私の説明も完璧なんかではありません。

しかし、そういった不十分な点も含め、「合う」生徒さんに通って欲しいのです。現時点での成績は気にしなくて結構です。「我が子ながら、素直だな」と思うお子様は一度、お連れして頂いてお話をさせていただくと、きっとお力になれると思います。

「教えてもらう」から「自ら学ぶ」へ

勉強は教えてもらうことが前提で、教えてもらったことじゃないとわからない生徒がいます。「教えてもらった=勉強」だと思っている証拠です。
本当の勉強は、自分が知らないものを調べてその本質を理解することです。教えてもらうことは、その過程にしか過ぎません。小学校・中学校時代に「なんでこうなるの?」という疑問を抱くものから、調べ学習をした経験が大事になってきます。

当教室では毎日通える自習室で、時間をかけながら調べ学習を通して、本当の学習が出来る環境を整えています。それでもイメージがわからないものは、身の回りのものに置き換えながら考えるヒントだけ与えます。
教科の枠を超えて一緒に学びましょう!!

「暗記」から「理解」

暗記は勉強の場面で非常に多く、重要な要素の一つではあります。しかし、暗記だけでは必ず詰まります。応用させることが出来ないからです。数学の問題ごとの解法を全て完璧に覚えることは難しいのです。勉強の過程で重要なのは、暗記したものを理解へ転化させることです。

例えば、いくつかのものから「共通の法則性を見つける」や、「抽象と具体などの関係性を明確にする」などがあります。こういったことができるようになった上で重要なのが「知らないものに仮説を立てる」です。
これが出来るようになると、自分で検証・改善のサイクルが回せるようになります。小学生でも、ご家庭でしっかり認めながら、お声がけが出来ているところでは、このサイクルが回せる生徒もいます。
ゲーム風に言うと、勉強方法の一つ一つを手持ちのカード化して総合的に戦えるようになる生徒は強いです。だからゲームばかりする子は、本当は頭がいいはずなんです(笑)